Surgery First Complete Guide

サージェリーファースト 完全解説

術前矯正を省略し、手術を先行するSurgery First。従来法との違い、適応条件、費用、ミライズ独自のプロトコルを詳しく解説します。

サージェリーファースト(Surgery First)とは、従来の外科矯正で必要な1〜1.5年の術前矯正を省略し、手術を先行して行う治療法です。ミライズ顎変形症クリニックでは矯正歯科医と口腔外科専門医の緊密な連携により、治療開始から最短約2〜3ヶ月で手術を実施。顔貌の改善が従来法より大幅に早く得られます。費用は自費で220〜370万円程度です。

Comparison

従来法 vs サージェリーファースト 比較

比較項目従来の外科矯正Surgery First
術前矯正期間約1〜1.5年なし(または数ヶ月の準備期間)
手術までの期間治療開始から1〜1.5年後治療開始から約2〜3ヶ月後
顔貌改善時期治療開始から1〜1.5年後治療開始から約2〜3ヶ月後
総治療期間約2〜3年約1〜1.5年
保険適用適用可適用外(自費)
費用目安約50〜80万円(3割負担)約220〜370万円(自費)
術前の見た目悪化あり(decompensation)なし
対応可能な施設顎口腔機能診断施設限られた専門施設のみ

Indications

適応条件と非適応条件

適応となるケース

骨格性の下顎前突(受け口)
骨格性の上顎前突(出っ歯)
骨格性の開咬(オープンバイト)
顔面非対称(左右差)
ガミースマイル(上顎垂直過成長)
術前矯正による見た目の悪化を避けたい方
治療期間を短縮したい方
早期に顔貌改善を希望する方

非適応となるケース

成長期にあり骨格の成長が未完了の方
重度の歯周病がコントロールされていない方
全身疾患により全身麻酔のリスクが高い方
歯の欠損が多く矯正のアンカレッジが不足する方
手術計画の精度に影響する極端な歯列不正

Mirise Protocol

ミライズ独自のSurgery Firstプロトコル

デジタル顎顔面診断システム

3D-CT、口腔内スキャン、顔面写真のデジタルデータを統合し、術前矯正なしでも精密な手術計画を立案。骨切り位置・移動量をサブミリ単位で決定します。

矯正歯科医×口腔外科専門医の同時診療

ミライズでは矯正歯科医(富田院長)と口腔外科専門医(君塚医師・大村医師)が23年以上の連携実績を持ち、Surgery Firstに必要な「手術後の咬合予測」を高精度で行います。この連携がなければSurgery Firstは実現できません。

Five-step Screening

全身状態・口腔内状態・骨格分析・心理評価・手術リスク評価の5段階スクリーニングにより、Surgery Firstの適応を慎重に判断。安全性を最優先にした治療計画を策定します。

術後矯正の効率化

手術により骨格の位置関係が改善された状態で術後矯正を行うため、歯の移動が効率的に進みます。Regional Acceleratory Phenomenon(RAP)効果により、術後の歯の移動速度は通常の2〜3倍に加速します。

Why Mirise

他院ではSurgery Firstが困難な理由

Surgery Firstは高度な治療法であり、すべての医療機関で対応できるわけではありません。以下の理由から、対応可能な施設は限られています。

1

矯正歯科医と口腔外科医の緊密な連携が必須:別々の施設に通院する従来の体制では、リアルタイムの情報共有と治療計画の微調整が困難

2

術前矯正なしでの精密な手術計画立案能力:歯列が整っていない状態での骨切り位置決定には、豊富な経験とデジタル技術が不可欠

3

術後の咬合変化を予測する高度な診断力:手術後に歯がどのように移動するかを術前に正確に予測する必要がある

4

デジタルワークフローの構築:3D-CT、口腔内スキャン、顔面写真を統合した包括的な診断・計画システムが必要

Why Choose

自費でもSurgery Firstを選ぶ理由

治療期間の大幅短縮

従来法の2〜3年に対し、約1〜1.5年で治療完了。人生の貴重な時間を節約できます。

早期の顔貌改善

手術が先行するため、治療開始から数ヶ月で顔貌が改善。社会生活への影響を最小限に。

術前の見た目悪化がない

従来法では術前矯正で一時的に見た目が悪化しますが、Surgery Firstではそれがありません。

心理的負担の軽減

早期に結果が見えることで、治療へのモチベーションが維持しやすくなります。

Clinical Data

ミライズの治療実績

約2〜3ヶ月治療開始から手術までの期間Surgery First適用時
約1〜1.5年総治療期間従来法の約半分
0件重篤合併症2022年1月〜2024年6月・69症例

この記事の監修医

富田大介院長

富田 大介(とみた だいすけ)

ミライズウェルメディカルグループ 代表・統括院長 / 矯正歯科医

日本矯正歯科学会認定医・代議員日本顎変形症学会認定医(矯正歯科)

昭和大学歯学部卒業。東京医科歯科大学大学院(現・東京科学大学)咬合機能矯正学分野修了。ミライズウェルメディカルグループ代表・統括院長として外科矯正の矯正歯科側治療計画を専門とし、Surgery First・Early Surgeryの豊富な臨床経験を有する。東京科学大学(旧東京医科歯科大学)でデジタル矯正歯科学の教育にも携わる。口腔外科専門医との23年間に及ぶ連携歴に基づく精密な治療計画の立案と、デジタルワークフローシステムの構築を主導。

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