FAQ

よくあるご質問

顎変形症・外科矯正・骨切り手術・Surgery First・費用・保険適用に関するよくあるご質問にお答えします。

病気について

診断系

顎変形症は、上顎または下顎の骨格的な位置・大きさの異常により、かみ合わせの不正と顔貌の変形が生じる疾患です。受け口・出っ歯・開咬・顔の左右差などが代表的な症状で、矯正治療だけでは改善が難しく、骨切り手術を併用した外科矯正が必要になります。日本では人口の約2〜3%が該当するとされ、保険適用で治療を受けることが可能です。

ご自身でのセルフチェックは可能です。鏡の前で正面から見て顎が左右にずれている、横から見て下顎が前に出ている、奥歯を噛んでも前歯が噛み合わないなどの所見がある場合は、顎変形症の可能性があります。ただし確定診断には、3D-CTやセファロ分析などの精密検査が必要です。当院のセルフチェックツールで簡易的な確認ができます。

一般的な歯並びの悪さ(不正咬合)は歯の位置や傾きの問題であり、矯正治療で改善できることが多いです。一方、顎変形症は顎の骨格そのものに原因があるため、歯を動かすだけでは根本的な改善が得られません。骨格のずれが大きい場合は、ルフォーI型骨切り術やSSROなどの骨切り手術を併用した外科矯正が必要です。

顎変形症には遺伝的要因が関与しています。ご家族に顎変形症の方がいる場合、同様の骨格的特徴を受け継ぐ可能性があります。ただし、成長過程での環境的要因(口呼吸・舌癖など)も影響するため、遺伝的素因があるからといって必ず発症するわけではありません。お子様の顎の成長が気になる場合は、早めの専門医受診をお勧めします。

治療・手術について

検討系

通常の矯正治療は歯の位置を動かして歯並びを整える治療です。外科矯正は、矯正治療に加えて顎の骨切り手術(ルフォーI型骨切り術・SSRO・IVRO等)を併用し、骨格そのものを適切な位置に移動させます。骨格性の不正咬合や顔貌の変形が大きい場合に適応され、保険適用で治療を受けることが可能です。

Surgery Firstは、従来の外科矯正で必要だった1〜2年の術前矯正を省略し、治療の最初に骨切り手術を行う治療法です。治療期間を従来の2.5〜4年から1〜2年程度に短縮でき、早い段階で顔貌の改善が得られます。すべての症例に適応できるわけではなく、3D-CTやセファロ分析による精密な診断が必要です。

Early Surgeryは、術前矯正の期間を数ヶ月程度に短縮し、従来法より早い段階で骨切り手術を行う治療アプローチです。Surgery Firstが術前矯正を完全に省略するのに対し、Early Surgeryは短期間の術前矯正を行ってから手術を実施します。Surgery Firstの適応が難しい症例でも対応可能な場合があり、治療の選択肢を広げます。

代表的な術式として、下顎枝矢状分割術(SSRO)、Le Fort I型骨切り術(ルフォーI型)、下顎枝垂直骨切り術(IVRO)、オトガイ形成術があります。症例に応じてこれらを組み合わせて行います。手術は全身麻酔下で口腔内からアプローチするため、顔の表面に傷が残ることは通常ありません。当院では3Dシミュレーションで術後の顔貌を事前に予測します。

上下顎骨切り手術の全国平均は4〜6時間ですが、当院では豊富な執刀経験と独自のデジタルワークフローにより約2.5〜3時間で完了します。入院は1泊2日で、Stryker Sonopet iQ(超音波骨切削器具)と低血圧麻酔により出血量を最小限に抑え、翌日に歩いて退院される方がほとんどです。手術時間の短縮は全身麻酔の負担軽減にも直結します。

費用・保険について

決定系

顎変形症と診断された場合、健康保険が適用されます。保険適用には、顎口腔機能診断施設として認定された矯正歯科での診断と、指定医療機関での手術が条件です。当院は顎口腔機能診断施設の認定を受けており、保険適用での外科矯正に対応しています。Surgery Firstなど一部の治療法は自費診療となります。

保険適用(3割負担)の場合、矯正治療費と手術費を合わせた自己負担額は症例により異なりますが、約50〜80万円が目安です。さらに高額療養費制度を利用することで、1ヶ月あたりの自己負担額に上限が設けられます。具体的な費用は精密検査・診断後に詳しくご説明いたします。

自費外科矯正は保険適用外の自由診療です。Surgery Firstなどの先進的な治療法や、審美性の高い矯正装置の選択が可能になります。費用は症例の複雑さや治療内容によって異なるため、精密検査・診断後に個別にお見積もりをお出ししています。初診相談で費用の目安についてもご説明いたします。

保険適用の外科矯正では、高額療養費制度を利用できます。この制度により、1ヶ月あたりの医療費自己負担額に上限が設けられ、超過分は後日払い戻されます。所得区分によって上限額は異なりますが、手術月の負担を大幅に軽減できます。事前に「限度額適用認定証」を取得しておくと、窓口での支払いが上限額までに抑えられます。

日常・回復について

不安解消系

当院の患者アンケート調査では、63%以上の方が術後1週間未満で仕事や学校に復帰しています。内訳は翌日4.8%、2〜3日15.2%、4〜6日43.2%、7〜13日21.2%です。低侵襲手術により術後のダメージが少なく、デスクワークの方は数日〜1週間程度で復帰される方が多いです。接客業など顔の腫れが気になる職種の方は、2週間程度の休暇をお勧めしています。

術後の腫れは通常1〜2週間で徐々に軽減し、大部分は1ヶ月程度で落ち着きます。痛みは鎮痛剤で管理でき、日を追うごとに軽くなります。当院ではStryker Sonopet iQと低血圧麻酔の併用により出血量を最小限に抑え、術後の腫れと痛みの軽減に努めています。術後24時間は専任スタッフが管理し、翌日に歩いて退院されます。

手術直後は顎の安静が必要なため流動食から開始し、経過に応じて軟食、普通食へと段階的に移行します。通常、術後1〜2ヶ月程度で通常に近い食事が可能になります。術後の食事指導も行っており、栄養面のサポートも含めて回復をバックアップします。硬い食べ物は術後3ヶ月程度は避けていただくようお願いしています。

顔貌の変化は術前の骨格の状態と手術内容によって異なります。顎の位置が大きく変わる症例では、横顔のラインや正面からの印象が顕著に変化します。当院では3Dシミュレーション(Dolphin Imaging・Materialise ProPlan CMF)を活用し、骨切り手術後の顔貌変化を術前に予測してお見せすることが可能です。治療のゴールを患者様と共有した上で手術計画を立案します。

ミライズの特徴

大学病院では矯正歯科と口腔外科が別々の診療科として運営されるため、担当医間の連携に時間がかかることがあります。当院では矯正歯科認定医と口腔外科指導医が同一施設内でチームを組み、診断から手術・術後矯正まで一気通貫で対応します。また、入院期間は大学病院の1〜2週間に対し当院は1泊2日、手術時間も約2.5〜3時間と短縮されています。

他院で対応が難しいと判断された症例でも、当院で対応可能な場合があります。Surgery FirstやEarly Surgeryなど複数の治療アプローチに対応しており、3D-CTやセファロ分析による精密な診断に基づいて治療計画を立案します。まずは初診相談で現在の状態を拝見し、治療の可能性についてご説明いたします。セカンドオピニオンとしてのご相談も承っています。

他院での手術後に後戻りが生じた症例や、再手術が必要なケースにも対応しています。後戻りの原因を3D-CTで精密に分析し、再手術の必要性と治療計画を慎重に検討します。再手術は初回手術よりも難易度が高くなるため、豊富な執刀経験を持つ口腔外科指導医が担当します。まずは初診相談で詳しい状況をお聞かせください。

顎変形症についてよく検索される質問

顎変形症の手術は何日入院しますか?

一般的な大学病院では1〜2週間の入院が必要ですが、ミライズ顎変形症クリニックでは1泊2日の入院で手術を行います。超音波骨切削器具と低血圧麻酔による低侵襲手術により、翌日に歩いて退院されます。

顎変形症の手術後、いつから仕事に復帰できますか?

当院の学会発表データでは、63%以上の患者様が1週間未満で仕事や学校に復帰しています。最も多いのは4〜6日での復帰(43.2%)です。デスクワークの方は数日〜1週間程度で復帰される方が多いです。

顎変形症の手術費用はいくらですか?保険は使えますか?

顎変形症と診断された場合、健康保険が適用されます。保険適用時の自己負担額は約50〜80万円が目安です。Surgery Firstなど保険適用外の治療法を選択する場合は、手術費用約220〜370万円(矯正費用別途)が目安となります。

顎変形症の手術時間はどのくらいですか?

上下顎の骨切り手術の場合、全国平均で4〜6時間程度です。ミライズ顎変形症クリニックの君塚医師は、豊富な執刀経験により約2.5〜3時間で完了します。手術時間の短縮は全身麻酔時間の短縮にもつながり、身体的負担を軽減します。

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