FAQ

顎変形症の手術後、後戻りのリスクはありますか?

顎変形症の手術後の後戻り(リラプス)は、適切な手術計画・チタンプレートによる強固な骨固定・術後矯正の3つにより最小限に抑えられます。ミライズ顎変形症クリニックでは3Dシミュレーションによる精密な手術計画と、矯正歯科医と口腔外科医の連携による包括的な術後管理を行っており、臨床的に問題となる後戻りの発生率は極めて低いです。

後戻りとは

後戻り(リラプス)とは、手術で移動させた顎の骨が、術後に元の位置に戻ろうとする現象です。完全にゼロにすることは困難ですが、現代の手術技術と術後管理により、臨床的に問題となるレベルの後戻りは大幅に減少しています。後戻りの程度は術式、移動量、固定方法、術後矯正の質によって異なります。

後戻りを防ぐミライズの取り組み

  • 3Dシミュレーションによる精密な手術計画:骨の移動量と方向を最適化し、筋肉や軟組織の張力を考慮した計画を立案。過度な移動を避けることで後戻りリスクを低減。
  • チタンプレート・スクリューによる強固な骨固定:骨切り後の骨片をチタン製のプレートとスクリューで強固に固定。骨が癒合するまでの間、移動した位置を確実に保持。
  • 術後矯正の徹底:手術後の矯正治療で咬合を精密に調整し、安定した噛み合わせを構築。噛み合わせの安定は後戻り防止の最重要因子。
  • 保定装置(リテーナー)の使用:術後矯正完了後も保定装置を使用し、歯列と咬合の安定を長期的に維持。
  • 定期的な経過観察:術後の定期検診で、わずかな変化も早期に発見・対応。

術式別の後戻りリスク

術式後戻りリスク備考
SSRO(下顎後退)比較的低い下顎を後退させる方向は安定しやすい
SSRO(下顎前方移動)やや注意大きな前方移動は後戻りリスクが上がる
ルフォーI型(上方移動)比較的低い上方移動は安定しやすい
ルフォーI型(下方移動)やや注意骨移植を併用して安定性を確保
上下顎同時手術低い上下のバランスが取れるため安定しやすい

患者さまにできること

後戻りを防ぐために患者さまにお願いしていることは、術後矯正の通院を欠かさないこと、保定装置を指示通りに使用すること、定期検診を継続することの3点です。これらを守っていただくことで、手術の結果を長期的に維持できます。

この記事の監修医

富田大介院長

富田 大介(とみた だいすけ)

ミライズウェルメディカルグループ 代表・統括院長 / 矯正歯科医

日本矯正歯科学会認定医・代議員日本顎変形症学会認定医(矯正歯科)

昭和大学歯学部卒業。東京医科歯科大学大学院(現・東京科学大学)咬合機能矯正学分野修了。ミライズウェルメディカルグループ代表・統括院長として外科矯正の矯正歯科側治療計画を専門とし、Surgery First・Early Surgeryの豊富な臨床経験を有する。東京科学大学(旧東京医科歯科大学)でデジタル矯正歯科学の教育にも携わる。口腔外科専門医との23年間に及ぶ連携歴に基づく精密な治療計画の立案と、デジタルワークフローシステムの構築を主導。

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