開咬とは
開咬(オープンバイト)とは、奥歯を咬み合わせても前歯が咬み合わない状態を指します。前歯で食べ物を噛み切ることができず、咀嚼機能に大きな影響を及ぼします。発音にも影響し、特にサ行やタ行の発音が不明瞭になることがあります。
開咬の原因
開咬の原因は、骨格性のものと歯性のものに分けられます。骨格性の開咬は、上顎骨の垂直的な過成長や下顎骨の時計回りの回転(下顎角の開大)が原因です。歯性の開咬は、舌癖や指しゃぶりなどの習慣が原因となります。骨格性の開咬は、外科矯正の適応となります。
外科矯正による治療
骨格性の開咬は、Le Fort I型骨切り術により上顎骨を上方に移動させ、下顎を反時計回りに回転させることで改善します。これにより、前歯の咬み合わせが回復し、咀嚼機能と発音が改善されます。矯正治療と組み合わせることで、安定した咬合を実現します。
治療後の安定性
開咬は、外科矯正後の後戻りリスクが比較的高い症状の一つです。安定した治療結果を得るためには、精密な手術計画、適切な骨固定、舌癖の改善(MFT:口腔筋機能療法)、長期的な保定管理が重要です。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の医学的アドバイスではありません。 治療の適応や詳細については、必ず専門医にご相談ください。 治療期間・費用・リスク・副作用は症例により異なります。
